この世のどこかは美しい

紫陽花が6月を過ぎても 枯れて尚、7月にあるように いつ降った雪か分からない雪がまだそこにある。 ______________________________ 冬の海。 裸足の少女が砂に足を汚すことを気にすることなく踊る。 やがて、踊ることをやめ、 手に花束を抱えながら泳ぐ。…

15番目の夜。 満月 。 ジュエルヴァーズと言う名の薔薇。 ジュエルは宝石でヴァーズは器 だから宝石箱と言う名の薔薇でした。 meri、海の色、瞳、水の息、スミレ 。 見えてたものを落し物にして もっとずっと大人になる。 匂いはその人を思い出させてくれて…

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夜 月の下にしゃがみこんでビールを飲んでいた。 目の前に白い虎が現れて 僕に話しかけてきた。 「すてきなことが起きるのはこれからよ」 _________________________________ mellow 秋が深くなってきた。 この時期は外で目を瞑るのが本当に気持ちいい。 冷…

回想目を開けた。正面に夕焼けと、恐ろしく大きい太陽。「今日は、太陽が地球に150年ぶりに接近する日なんだ。」周りを見ると、一面が赤いセロファン越しに見たような景色だった。話した人の顔さえ、赤い世界では誰なのか分からない。場面が切り替わる。エメ…

永遠に夕方が続けばいいのに と、思うのと同じように 永遠に10代が続けばいいのにと思っていた。 ____________________________ 地元を離れた友人が帰ってきた。 私はいつでも思い出すことができる。 一緒に寝そべった芝生の青い匂いも、 透き通った目の横顔…

友人2人と名古屋のずっと田舎の方へ行った 無人駅 電車に500mlのサイダー缶を飲む高校生 メッシュのナイキのスニーカー 光で光の色を滲ませることができたとき いい写真が撮れたなぁと思う。 _______________________________ 海を見ていると 海がこっち側に…

電車ではいつもドアの近くにもたれる電車の中に入ってくる外の空気の匂いが好きだ。 冬、暖かい電車のなかに冷たい外からの空気が乗ってくる。舞い上がる 隣の女の人のメンソレータムの匂い冬は確かにそこにいた。 そんなことを考えていた。 そろそろ電車を…