この世のどこかは美しい

紫陽花が6月を過ぎても

枯れて尚、7月にあるように

いつ降った雪か分からない雪がまだそこにある。

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冬の海。

裸足の少女が砂に足を汚すことを気にすることなく踊る。

やがて、踊ることをやめ、

手に花束を抱えながら泳ぐ。

海水の中に散っていく花びらが小魚になっていく。

息を止めているのに、少女は苦しむ様子はなく、

目を瞑り微笑んでいる。

やがて、少女は水面から顔を出さなくなった。

 

夢。

生命は海から生まれ、海に帰るということ。

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今の目に映る範囲の世界に絶望しても

少なくともこの世のどこかは美しい